個性を求められる時代ではありますが、そこのところが一番難しいってお話。
一昨日はサンジョルディの日ということで、テラスにちょこっと本を置いてみました。
今日も流れで置いてあります。そのうち雨対策をして、常時置くようにしたいと思っております。
ブルーチーズタルトがなかなか好評です。
ケディといえばこれ、と言うものにしていきたいとずっと思ってきましたが、ここへきて少しづつ認知されつつある気がしております。
他ではあまり見かけないので、ぜひお試しください。
ほんのりとブルーチーズ独特のクセのある味わいがあります。コーヒーも個性的なスマトラやエルサルバドルなどを合わせて。
ケディオープン当初の濃いコーヒーもお薦め。メニューにはありませんが、「クラシックで」と言っていただければお出しいたします。
お店づくりにおいて大事なことは「個性」だと思っております。
ブルーチーズタルトも他ではあまり見かけないもの(珍しいだけではなくもちろん美味しい)なので個性的。
しかし実際どれだけの個性が求められているかと言えば、それほど突出した個性は求められていないのかもしれません。
僕らの考えではコーヒーや食事が美味しいのは当たり前で、いかに他に「面白いもの」を見せられるか、を常に考えているわけですが
このあたりの匙加減が非常に難しい。
おしゃれな空間にちょっと変わったものを置く。
もちろん全体で見れば違和感なく格好良い空間でありながら、よく目を凝らして本棚を見ると松浦弥太郎のとなりに珍遊記。
これがアウトかセーフか。
真っ白なシャツに付いてしまったカレーうどんのシミになるのか、はたまたうな重に振りかける山椒となり得るのか。
すべてをぶち壊してしまうか、ぴりっと全体を引き立てるスパイスになるのかは見る人の感性によるところが大きいので難しい。
弥太郎と画太郎では大違いであり、弥太郎の隣に画太郎も非常にリスクが高い。
しかしケディは画太郎の向こう側にあるおしゃれを信じたい。
ありきたりのおしゃれに画太郎を加えることでもう一段上のおしゃれに行き着く、ということを信じたい。
そしてこれが個性となって、オリジナルなお店へと繋がっていく。
そしていつか画太郎も全部ひっくるめてケディを愛してくれる人が増えてくれることを信じてコーヒーを淹れ続けたいと思っております。
さて、本日はなんとカレーラーメンの日です。カレーとラーメンて、もうこれ以上ないですね。
さらに新作のチョコマカロンの美味しさが事件です。
早く食べて皆様に自慢してください。
明日は定休日。今日はkatumi&yuccoもテンション高めです。ぜひ。