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町づくりとか町おこしって言ってるけど本気で考えてるとは思えないよねって話。

いつの間にか三連休も終わってました。

 

突然ですが。

 

町おこしとか町づくりが叫ばれる昨今。

「横浜中華街はなぜ人があつまるのか」という本を読みました。

横浜中華街と言えば全国から人が集まる観光地。

イメージで言えば、何もしなくても人が集まる場所。

横浜ってなんかおしゃれだし。あぶない刑事も横浜だしね。

だからそこに中華街があれば人が来るよねって思う。

しかし実際はそんな単純じゃなくて、日々徹底した管理のもと、あの環境は作られているとのこと。

中華街にはいくつもの組合があって、しかしそれぞれが別々に動いているわけではなく、さらにその全体をまとめる人たちがいてあの世界観が保たれている。

例えば景観を壊すものは入れない。テナントも徹底的に選ぶ。安易に行政に頼らない。

そんなこんなで街全体が協力しているというのだ。

 

そもそも町は必ず衰退に向かっていくものだという考え方である。

例えば炭鉱で栄えた町に炭鉱がなくなったら当然その町は力が無くなる。

そうすれば若者は外へ出ていくだろうし、それが更に街の衰退に繋がる。

でもこれが現実で当たり前のことだと。

それを認識するかどうか。

 

あの横浜中華街という大きな観光地でさえ、自分の街が日々努力していかないと無くなるんだと危機感を感じている。

あんな大きな観光地でさえそんな風に努力しているのに、自分の住んでいる町は果たしてどうか。

もうなくなっても良いと考えるならなにもしなくて良いでしょう。

しかし無くしたくないなら、もっと本気で考えないといけないと思うわけで。

伝統に固執することなく、伝統を守りながら。

まったく新しい価値観を創造して提示していかないと、このあっという間に流れていく現代に取り残されてしまう。

 

名古屋からここ常滑に来て5年。

僕はまだ伝えきれていない魅力がここにはあると思うし、なにか今までとは違った価値観の提示ができるんじゃないかと考えている。

そこに向かって少しですが前進しました。

これからちょっとづつ進めていきます。時間はかかると思うけど。

 

まあそんなことを日々考えてコーヒーを淹れております。

コーヒーの美味しい季節です。ぜひ。

作成者:kedibaskan