前回の続きどころか挙句の果てに自分の好きなものをみせようとリンクまで貼る始末。これを公私混同という。しかも、サラッととか言いながらサラッとしてないから詐欺みたいなブログ。
そして前回の続きを
本当ならば書くところですが
違うことを書きたくなったので
とりあえずサラッと志の輔師匠の忠臣蔵の話です。
あれだけ志の輔師匠を大好きだと公言しておきながら
サラっとなどとは失礼にも程がありますが
その理由は
志の輔師匠の他の話を書きたくなったからであります。
明けても暮れても志の輔師匠であります。
そして話は戻り
松の大廊下での浅野内匠頭と吉良上野介の刃傷がありまして
浅野内匠頭が不条理にも切腹となってからというもの
彼の部下 大石内蔵助らによります浅野内匠頭の仇討ち
吉良上野介邸への討ち入りとなるのですが
綿密に策を練っての討ち入りですので
確か2年の歳月をかけての討ち入りだったと思いますが
その2年の間に自分たちが浅野内匠頭の家臣だったということはバレないようにバレないように
なんとか街中に潜り込み情報を得ながら
日々を過ごしてその日を待っているのでございます。
なんといってもキーとなりますのは
吉良邸の見取り図。
進入路、逃げ道、追い込む場所、そして大事なのは
肝心の吉良がどこでどう過ごしているのか
討ち入りの時間も時間なので
寝室はどこなのかということでしょうな。
そこで思いつくのは
なんでも吉良邸はここ最近大工の工事が入ったとか。
ならばその大工の棟梁ならば
吉良邸の自宅見取り図を必ずや持っているはずだという予測の元
その棟梁の娘を浅野内匠頭の家臣の中でも若めの男前がたぶらかすわけですよ。
そして、娘経由でその図を手に入れようと。
で、最初はたぶらかすつもりではあったのですが
惚れてしまうのですね、人間だもの。
映画だとこれは
鶴田浩二と若尾文子という1958年のこの時代
こんな顔になりたーーーーい!ナンバーワン同士が
恋中に落ちる役をやっているのですからこの映画がいかに
今で言うところのアイドル映画だったかということが
お分かりであろうと思います。
で、その二人、特にこの鶴田浩二の役の岡野金右衛門が主役になったのが
志の輔師匠の落語なんですね。
ふー、志の輔師匠にたどり着くまでに相当かかりましたね。
ま、映画や狂言やなんやかんやではみんな
勇ましく、討ち入りじゃ討ち入りじゃ!と、言っておりますが
彼らだって人間です。
討ち入りといえば、死ぬ可能性だってあります。
そりゃ、行きたくないよー
討ち入りやだよーなんて思っても不思議ではありません。
だって、せっかく作戦が発端とは言え好きになった女と今生の別れをしてまで
人の敵討ちに自分の人生捧げるなんて
今の時代そんなこと口にしたら
おい、お前気は確かか?なんて
グワングワン肩を揺さぶられること間違いありません。
余談ですが実際四十七士どころかもっといたのですよ、当初は。
でも、作戦の2年の間に、やーめたって奴らがいて
減って減って四十七士なんですから。
あ、で、この金右衛門の討ち入りへ行くのを嫌がる様と
界隈で嫌われ者だった吉良の敵をなんとか金右衛門に打って欲しい周りの人間との
なんともじれったいやりとりがおかしくておかして
そんな志の輔師匠の『忠臣ぐらっ』
よかったらどーぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=aGLNy-NMT4g