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はー、人間一人育てるのは本当に大変ね。うちは猫しかいないから猫教育だけどね。それはそれで結構大変なものよ。にゃー。

先日新聞で読んだのですが

書き順は気にしなくてもいい書道塾?かなんかの記事を読みまして

わたしの中で

はてなマークが沢山出てきました。

わたくし実は

書道教室のアシスタントレベルの資格はありまして。

と、言いましてもその資格

18歳の頃に取りましたから

完全に有効期限は切れているのでしょうが

一応経歴として公表はしております。

で、その資格試験なんですが

実技と筆記がありまして

実技の方は言わずもがななのですが

筆記試験の項目で書き順の項目があるのですね。

その時はとにかく書き順たるものがよくわからなくて

試験勉強の際

回答して先生に持っていくとたいがい×印で指摘されるのです。

違っているぞ、と。

あなたはこんなんで書道に挑んでいるのですか?と。

そんな先生のイラつきが聞こえているような気さえするほど

厳しく指摘されるのです。

で、この書き順なぜ必要か?

書道ならば字がうまけりゃいいのではないか?

わたしとしては疑問が渦巻くのですよ。

楷書、行書、草書ってご存知ですか?

楷書は普通に書く文字

行書は少し崩して書く文字

草書はすごく崩して書く文字。

楷書を表現する分には書き順というものはさほど

必要さを感じませんが

行書、草書に関して言えばとても必須項目であるのです。

草書はめちゃ崩した文字のため

たまに

え?ほんとにその漢字?!

ってゆーくらいの読めないものもありますので

もっとも書き順が必要なのは行書。

今書いた線から次の線へ繋げるとき

書き順通りに繋ぐのです。

書き順たるものはもっともその文字を書きやすくする順序であり

もっともその文字が美しく見えるように書ける順番であるため

美しく、魅せる文字がモットーの書道にとって書き順とは

もっとも必要なものであるのです。

それと

それよりももっと大事なこと

それは

書道を習う時間およそ1時間

この1時間という時間を正座もしくは机の前で

自分と向き合い

静かに心落ち着けて

その結果を師に見せ

その師に指導を仰ぐ

その時間こそがもっとも人として習うべきことが詰まった

濃密な時間ではないかと

大人になった今深く思うのですが

そこをすっとばした教育なんですね

今は...。

それを悪しきとはしません。

それが時代の流れというものですから。

ですが

その教育によってもたらす結果に対する心構えも必要な時代なのではないかと。

はー、大変だこりゃ。

どんな教育をしたところで

とどのつまりその子の性格しだいではありますが

わたくし個人としましては

子供目線の教育よりも

大人目線の教育のがいいんじゃないの?

って思いますが。

指導する側が指導される側に

どう指導されたいの?って尋ねるの

おかしくない?

テレコじゃない?

大人と子供の境界線は絶対的に

曖昧にするものではないと思う。

いつの時代も。

作成者:kedibaskan