関係なさそうで大いに関係があるの、何事も。
昨日は定休日でした。
夜はすごい風と雨でびっくりでしたが、今は風もやんでほっと胸をなでおろしております。
先週の金曜日は読書会でした。
東北ライブハウス大作戦 石井恵梨子
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 村上春樹
今を生きやすく 銀色夏生
月の砂漠をさばさばと 北村薫
SKET DANCE 篠原健太
人生で大切なことはプロレスとオカルトが教えてくれた 大槻ケンヂ・山口敏太郎
悲しみよこんにちは フランソワーズ・サガン
異邦人 カミュ
限りなく透明に近いブルー 村上龍
またまた多彩なラインナップ。
今回は本から本へ繋がるお話。
一冊の本を読むとその本が面白いとか面白くないとかとは別のところで興味が湧くことがあります。
登場人物の好きな音楽だったり、時代背景が70年代だったら70年代の文化に興味を持ったり。
音楽でればその音楽を聴いて、またその音楽から別のミュージシャンに繋がる。
70年代であれば大阪万博があった。そこから太陽の塔、岡本太郎につながり芸術に興味が出るかもしれない。
以前読んだ本が理解できなかったのに、別の本を読むことで理解できたりすることもある。
そんなわけで、本を読むことは単なる娯楽という意味だけでなく、楽しみながら学べる教科書のような存在といえるかもしれない。
考えてみれば本を出すような人は僕らとは比べ物にならない教養を持っていて、
その教養を得るまでは自分にかなりのお金と時間を投資しているはず。
そんな教養の一部をわずか数百円で得られると思えばこんな安いものはないとさえ思えてきます。
自分は本は読みたくないしそんな教養はいらない、と言ってしまえば終わりです。
でも本から得られる知識が難しいことである必要はなくて、ほんのくだらないことでも十分なのです。
本を読んで知識が増えれば雑談力があがります。
くだらないことから話が広がることが雑談であれば、異邦人の作者のカミュがセイン・カミュの親戚であるってことを知ってるだけでも
十分面白い話になります。
つまらないことをどれだけ知ってるか、ということが人間の面白みを図るものになる。
そうすれば人も集まってくるし、日々が楽しくなるのは間違いない。
本を読む時間がない、なんて人は絶対いないと思います。
一日の何時間かはスマホを覗き込んだり、だらだらとテレビを観てるはず。
その少しの時間を、本を読むことに当ててみる。つまらなかったら読むのをやめて、次の本に移れば良いのです。
気になるCD買ってみたけど、いまいちで聴いてない、てこともあると思います。
本だってそういうことがあります。本は無理して読み切る必要がないと思えば少し気が楽になります。
僕もそれでだいぶ楽になり、結果読了できる本がふえました。
本をあまり読まなかった人は馴れるまで少し大変かもしれません。
そんなあなたにケディの読書会。本を発表すると思えば少々大変でも読めると思います。
そして読むこと、話すことがいつしか楽しいことになってます。これほんと。
そんなわけで、少しでも本を読む人が増えれば良いなと思う「コーヒー屋」でございます。
コーヒー屋なのにやけに関係ない本の話しするなとお思いのあなた。
ほんとに関係ないですか?僕はコーヒーと本は大いに関係あると思っています。
だって、カフェで読書している人って、素敵じゃないですか。
僕はそんな人、無条件に好きになります。
読書会、次回は9月25日(金)。見学もオッケーです。ぜひ。