シンプルが良い。でも例外もある。
本日2回目の投稿。
一昨日の金曜日、今年最後の読書会でした。
なんと17回目。毎月一度も途切れることなく続けてこられたのもひとえに参加してくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。
今回は初めて参加してくれた方もいて、今年最後を飾るに相応しい賑やかな会となりました。
ラインナップは、
『きみの行く道』ドクタースース
『サンタクロースっているんでしょうか?』
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ
『俳句甲子園』
『七時間半』獅子文六
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』小林弘幸
『天使の靴』ドナ・ヴァンリアー
『半径5メートルの野望』はあちゅう
とこんな感じでした。
やはり自分の普段読まない本の紹介は面白い。頑張って読みたいと思います。
さてさてこの読書会という企画、なかなか地味ではあります。
ただ好きな本を紹介するだけ。
あらすじの佳境で椅子が揺れたり、BGMが流れたり、はたまた読書会のキャラクター「ブックくん」がダンスをしたりはしません。
そうなんです。遊びとしてはかなりモダン。無駄を削ぎ落としたスタイリッシュな遊戯。
デコラティブが信条のケディらしくないといえばらしくない。
しかしこの本一冊持ってれば成立してしまうというシンプルさに、僕は強く惹かれるのです。
何事も突き詰めていくとシンプルになっていくことが多い。
ジョブズのファッションしかり、デザインしかり。
シンプルだからこそごまかしがきかない。逆を言えば、真の面白さはシンプルのなかにこそ存在するのかもしれない。
料理もそう。ゴテゴテといろんな味付けをしたものより、よりシンプルな味付けで素材の持ち味を楽しむことこそ真髄。
読書会もそういうものだと僕は思う。
きっと一度体験すればその面白さに心奪われるはず。もし楽しめなかったとすれば、それはすべて主催者である僕の責任でしょう。
そんなこんなでケディの読書会。
ヌーヴェルヴァーグの到来も予感しつつこの常滑という街の片隅でひっそり行っております。
ぜひ。
ちなみにケディの店内はモダンとはかけ離れておりますゆえそのあたりは別のお話。
本業のコーヒーですが、一旦エチオピアが終了です。
新たにコロンビア。久しぶりの登場。
こちらもなかなか良いです。
ブラウンシュガーの甘味とオレンジの酸味を感じさせつつバランス良いコーヒー。
少し冷めてくるとシルキーな舌触りで、よりコクと甘味を感じさせてくれます。
今はケーキのラインナップも増え、コーヒーとのマリアージュをいろいろ楽しめるようになってます。
またスウィーツのお話は別のときに。