コーヒー屋だからってコーヒーのことばかり書かなければいけないのでしょうか。
雨ですね。
本日も苺のクラフティーあります。
クラフティーとはフランスのリムーザン地方の伝統的なお菓子で、プリンのようななめらかな生地に果物を入れて焼き上げるお菓子です。
本来はさくらんぼですが、いろいろな果物でも食べられているようです。
苺も火を通すことで甘味が増してとても美味しいと好評です。
他にも文旦ピールのブラウニーや、定番のブルーチーズタルト、ティラミスなどもありますのでぜひケディのコーヒーとご一緒にお楽しみく
ださい。
ケディも3年目に入り、いろいろ変化しております。
奥にあるタイルトップテーブルは読書会やアイリッシュ練習会などのイベント時のみ開放しておりましたが、昨日からは通常でも使えるよう
になっております。
ゆったりとしたソファで、ケディの店内を見渡せるロケーションが素晴らしい!と自画自賛。自画自賛かどうかご確認ください。
このテーブルはお一人でもお二人でもお使いいただけますが、状況により、席の移動をお願いすることがありますのでご了承ください。
さてさて、一昨日のお休みの日に刈谷日劇さんにて映画を観てきました。
「ヤクザと憲法」という、映画というよりはドキュメンタリーです。
大阪のある暴力団に半年間密着し、ヤクザの「今」を伝えてくれます。
結論から言うと面白くなかったです。
なぜ面白くなかったか。この「面白くなかった」というのが暴力団対策法が施行されて20年の、今のヤクザの世界を如実に表しているから
にほかならない、と言うのが観終わった後に感じた感想です。
どういうことかと言うと、僕らがヤクザの世界に抱くイメージは極妻や北野映画、長渕が血の海で吸うタバコのような暴力や銃撃戦。
しかし現実のヤクザは、暴対法が施行されて以来厳しい取り締まりによって押さえ込まれ、銃は持てず、事務所は借りられない、車も買えな
い、子供の学校の行事には参加できない等、人権のないような生活を送っている。
この映画はそんな今のヤクザを淡々と映し出し、最後までドラマティックな展開もなく終わっていく。
僕らの描く派手なヤクザ像はなく、終始淡々と現状を映し出す。製作者は映画がつまらない、と感じさせることで今のヤクザの現状を
伝えようとしているのではないか。
と、いう意味で面白くなかった。しかし結果的にはその面白くなかったことが面白かった、という映画です。
まあしかし、すべての暴力団がこんなふうではないと思うので、こんな一面があるんだなぐらいの印象で留めておきたいと思います。
こんな感じでこれからはお店のことを書きつつ、ヒゲメガネの観たり読んだりしたものを書いていこうかと思っております。
この行為は自分の感想の記録としてお店のブログを利用しているだけではないか!と言う声も聞こえてきそうですが、
これは毎月の読書会や映画倶楽部のことにも関連してくるのであながち関係ないとは言えないと自分では思っております。
そうは言ってもやっぱり興味の無い方もいらっしゃると思いますので、そんな方はお店の情報だけ読んだら飛ばしてくださいね。
それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。さよなら、さよなら、さよなら。