最近よく聞く思考停止。そうなっちゃあおしまい、というお話。
本日快晴。本格的に暖かくなってきてアイスの方も増えてきておりますな今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。
一昨日からお出ししている苺のクラフティーなかなか好評です。
今日は調子に乗ってぶどうのクラフティーも作りましたがいかかでしょうか。
もちろん他にもいろいろあります。
さて、ここからはヒゲメガネの独り言。飛ばしていただいても構わないところです。
最近読んだ本「キミがモテれば社会が変わる」 宮台真司 著
とりあえずモテたいわけではありません。
2012年の本なので若干古いですが、社会学者の宮台教授がわかりやすく今の日本について教えてくれます。
経済大国日本。豊かなはずのこの国なのに、世界各国の幸福度調査では70~90位、労働時間は先進国の中では飛び抜けて長いそうです。
豊かであっても幸せを感じられない日本。
なぜそうなってしまったのか。
経済を回すことだけ考えて社会を回すことを考えない、任せてブーたれる依存体質、「空気」に支配される国民性等等現状の日本を説明し
ながら、その改善策を提示していきます。
幸せを感じられる社会は個人では作れない。地域全体で考えなければいけない問題で相当深刻なところに来ているのが今の日本。
経済的に見た場合、「安いければ良い、便利ならば良い」という思考停止ではなく、社会のためになる商品やサービス、創意工夫には、市場
としてきちんと報いるシステムを作る。
今の日本は「ご褒美があればやります」、具体的には「補助金があればやります」なものばかりで、完全に思考停止していて、創意工夫もな
い。そしてご褒美がなくなったらおしまい。
そうではなく、抑制のとれた市場で、「いいこと」がきちんと成り立つように考えることが大事。
任せて文句を言うのではなく、引き受けて考える。空気に縛られず、合理を尊重する。補助金行政型ではなく、創意工夫を呼びかける政策的
市場型。
こうして行くことが良い市場を作り、良い地域を作り、個々の幸福に繋がる。
人々が幸福に生きるためには「うまく」生きることではなく、「まともに」生きていくことが大事で、「まともに」生きていくことが最終的
に「モテる」ことに繋がるというような話。
いろいろ書いてあってなるほどと思えることが書いてあったけど、やっぱり大事なことは「思考停止」しないこと。
あと面白いなと思ったのはアメリカの環境倫理学者キャリコットの「人を主体にするな、主体は人ではなく場所だ」というもの。
ケディに来てくれる方たちの「幸福と尊厳」を守るために、僕らはケディを守っている。
そんな風に当てはめて考えると妙に納得してしまった。
さて、本日もカジキのホットサンドあります。激ウマです。ぜひ。